詩を愛したり、人を愛したり、走ったり、立ち止まったり…若い頃は忙しく……そんなことを今夜も思い出しながら、やがて朝がきます。
かつて十五夜の翌晩につづった独り言です。
空室だった666号室に、新しい人が引っ越してきた。
かつて一緒に、工場内作業に明け暮れた仲間の一人のために。
星は数えるためにあり、月は読むためにあります。だから本のない夜には、よく、お月さまに会いに行きました。インターネットという言葉は、まだ発明されていませんでした。そんな時代のお話です。
大切なひとのために。
休日の午後に、夜の手紙をこっそりと綴るのです。
夜と宇宙は、ふたごのように似ています。いえ、ふと思っただけです。
二枚とも、まだ投函しておりません。
今夜も、そっと。いつまでも、きっと。こんなふうに、ずっと。
今夜もひっそりとつぶやくのです。
七夕の夜の日記からの1篇です。
回答してくれたひとに、今も深く感謝しています。どうか今も、元気でいてくださいますように。
今夜も、SEOとかまったく無視したタイトルを記事に付け、ただ自分のためだけに書き続けるのです。
私が20年ほど前に、初めて書いて、運よく投稿雑誌に掲載してもらった物語(ショートショート)です。
草花を見るたびに、汽車を思うたびに、わたくしの心に浮かぶこと。深夜にひっそりと、自分のために書くのです。
アルバイト時代の日記から、福岡市での工場勤務の一風景です。私の一人称が「おれ」だった、青い時代の記録です。
ちいさな画と書にまつわる、ちいさなお話。あなたは達磨大師、お好きですか?
吉岡実(1919-1990)は、戦後にあらわれた最高の詩人の一人であるといわれます。野村喜和夫氏によれば、その詩史的位置は、大正・昭和前期の萩原朔太郎のそれにもなぞらえられます。
一人称が「おれ」だった時代が、わたくしにもありました。過ぎてしまえば、何もかも言葉に変わってしまう。
算数と詩のお話です。
今夜も、ぼんやりと物思いにふけっていますと、こんなお話になってしまいました。
まどみちおさんの詩が素敵です。
何を見ても何かを思い出す。そんな人に、私はなりたい。
大切なひとに贈ることば。
故郷を離れていつも考えたのは、やはり両親のことでした。今はもう、母だけになってしまいましたが。
「夜」と「雨」は、なじむような気がします。「夜」と「星」がなじむように。
猫とこころと傘と雨。時は6月。
読んでくださる、あなたさまに感謝いたします。詩でもなく、童話でもなく、長いひとりごとに、なってしまいました。