そーゆーブログ2

言葉と夜と本たちと

星と言葉のお話

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静かな夜です……

 

それはさみしい映画でした

「詩人が愛を知ったのは

虎の子が血の味を知ったに等しい」

 

その映画の中で

有島武郎与謝野晶子

そう伝えました

 

 一矢で龍の眼を

射抜くような言葉です

 

そんな するどい言葉が

この世界に突然

生まれ落ちてくることがあるようです

この宇宙に突然

あたらしい星が誕生するように

 

もしかしたら

巨大なエネルギーを持つものが

人の上空に誕生すれば星に

人の胸中に誕生すれば詩に

なるのかもしれません

 

天文学詩学

同根の学問かもしれない

わたくしはこっそり

そんなふうに考えております

 

とおくで とおくで

星のまたたく音……

それ以外には

なぁんにも聞こえない

 

ええ、今夜もそんな夜です

 

 

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